数値化の鬼 安藤広大
世の中的に仕事の捉え方が変化していく中で、休みが増えたり働く時間が短くなったりと環境的によくなったというよりも緩くなった(なり続けている)と感じる。
ゴリゴリに残業して睡眠不足で過労死なんかが問題になっていた私の子供の頃とは比べ物にならない。会社で寝起きして家に帰らないなんてことも普通にあった気がする。
では、環境が緩くなったことは我々にとってプラスなのだろうか、働く日数が少なくても、働く時間が短くなろうとも会社は成果を求めてくるわけで、緩くなったからといって会社の成長とは関係がない。
むしろ環境が緩くなったおかげでより効率よく成果を出さなければならなくなったわけだ。一部働かないおじさんが存在し、定年までえっちらおっちら会社に居続けるわけだが、もうそんな時代でもなくなりつつある。
実際私の勤めているベンチャーもいつでも休んでいいよ。土日仕事して平日休んだ方がリーズナブルだという考え方なので、好きにさせてもらっている。でも、成果を出す出さないはそれとはあまり関係ない。
とにかく成果を出さねばならないのだ。私もそのうちベンチャーを始めるつもりだが、パフォーマンス悪い奴は本当にいらないと思ってるし、速攻やめてもらうと思う。
自由度が増したからこそ自己管理が大切で、行動の管理が求められる。そういう意味でこの本が売れているのかなと思うと納得する。